第1615回 トランスフォーム断層と褌祝

居候炭酸水で飯を炊き。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

変化を求める心と、安定を望む気持は表裏一体なのでしょうか。動かないものは停止し続けようとする一方、マンネリズムを忌避される傾向もあります。

変わらなきゃ、という覚悟と、寝た子を起こすな、という意識が同居するのが社会です。イノベーションを起こせと言いながら、出る杭は必死で打とうとするのが世間です。節目を重んじようとしながらも中央で甘んじていたいのが人情です。ハレばかりでは後ろめたいけれどケは少しでも減らしたいのが俗衆です。

祭りをかついで生きてきて、お祭り騒ぎはやかましい。千変万化をめざしても、千古不易が目を見張る。少なくとも、自分が、相手が、世間が、今どちらを向いているのかぐらいは意識していたいんです。

そういえば吉田拓郎のは「日々を慰安が吹き荒れて帰ってゆける場所がない」と歌いました。祭りのあとには寂しさが来るのか栄光が輝くのか。

(A面へ)

<今日の一唱>
吉田拓郎『祭りのあと』

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