第123回 義和団の乱とソボレフ空間
古いブログをいま書けるのは古いブロガーじゃないだろう。こんにちは、大島雅己です。
専門性というものはビジネスや職業において望まれるべきものでしょうか。
基本的に人は何かの専門性を身につけて、それをサービスや商品として売り物にすることで職業としているわけですよね。寿司を握る専門性。農産物を作る専門性。荷物を運搬する専門性。乗物を操縦する専門性。裁判の専門性。政治の専門性。投資の専門性。通訳の専門性。などなど。分野を掘り下げていけばどんどん狭く深くなるでしょう。
ITの場合、プログラミングの専門、ネットワークの専門、セキュリティの専門、データベースの専門…と分かれますし、テクニカルそのものではなくプロジェクトマネージメント、経営戦略に関わるスキルなどまで、実に広い分野があります。
となるとここで気になるのは、自分或いは会社にとってどの分野のITが必要なのか、それをどうやって調達、育成すればいいのか、ということです。
分野ごとに専門家を何人も集める方法もありますが、そこまでIT面の規模が大きくないのであればまずは全体を横断的にわかる人材をアサインするのがよいかもしれません。そこは自分がどういうIT方針を持っているか次第です。プロフェッショナル、エキスパート、スペシャリスト、ジェネラリストの使い分けということでしょうか。
音楽をとってみても、印象派クラシックしか認めない人、モダンジャズしか聴かない人、パンクロック一本槍の人など多種混合です。趣味の世界であれば尚更そういう偏りが出るのかもしれませんね。しかし自分としては幅広く多くの音楽を聴こうとしていますし、そういう人の方が興味深いですね。音楽に対して好みがあるのは当然ですが、ジャンルを限定してしまう必要はないと思っています。
<今日の本歌>
吉田拓郎「イメージの歌」