第1534回 ミレニアム目標とヴァロリス期

フレームがROCK象るサングラス。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

持続可能な開発目標が掲げられて何年か経ちますが、どれぐらい社会に浸透しているのでしょうか。メディアでは毎日のように取りあげられていますが、どうもさほど人口に膾炙しているように感じません。

思うに、ひとつは呼び名の問題ではないか。ジゾクカノウナカイハツモクヒョウと日本語にしてしまうと、長いわ固いわ意味不明だわでキャッチフレーズにもならないし、英語の略称でエスディージーズとしても単にアルファベットの羅列でしかならない。

もうひとつ、言葉だけが先行して中身が伴っていないのも問題です。いや、むしろ言葉がカッチリ嵌っていないから中身もついてこられないのかもしれません。言葉がしっかりしていれば中身も研ぎ澄まされていくはずで、中身がしっかりしてくれば言葉も実を伴って輝いていくはずなのです。

最初に呼び名がうまく嵌らなければいつまでも内容がぐらついたままになってしまうのです。

そういえばピアニストの山下洋輔氏は『寿限無』『円周率』『ピカソ』など、長い名前を見事に音楽に昇華していますが、どんなものでも自分の手の内に取り込むにはどうすればよいかを考えたいものです。

(A面へ)

<今日の一唱>
山下洋輔『ピカソ』

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