第1500回　マキャヴェリズムと緑髭効果

外出着最高気温聞いて決め。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

自分さえよければ他人どうでもいい、などと言えば周囲から総スカンを食うでしょう。組織の中でやっていけるはずはないし、私だってそんな姿勢の人とは関わりたくないです。しかしふと思うのですが、これが生物の生存戦略という観点から見た場合はどうなのでしょう。

個の生命を最優先するのが生物の使命だとすれば、自分さえよければよいというスタンスは当然のものかもしれません。少なくとも、自分なんかどうなってもいいという方針を掲げる生物はすぐに滅んでしまうでしょう。

とはいえ、自分が快適でありたければ衣食住を含めた欲求が満たされていなければならず、それを実現するためには多くの他人と関わって周囲と協力協調協同共同共有共鳴することが欠かせません。

ではこの時に、自分を差し置いて他の満足を優先する利他主義である方がよいのかというとそれもまた違うでしょう。自分が滅んでは意味がないし、周囲から見れば逆に気を遣わせることになるかもしれない。自分も他人もなく全体がOKであるべきで、利己でも利他でもない利全とでもいう立場が望ましいのでしょう。

そういえばRCサクセションの『三番目に大事なもの』では、一番大事なものは自分、二番が勉強、三番が恋人、とあります。女子学生の視点を皮肉ったすごい歌詞です。さて現実世界で三番目に大事なものは何でしょうね？

（Ａ面へ）

＜今日の一唱＞
RCサクセション『三番目に大事なもの』

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