第1460回 芹摘むと4S運動

新聞の最高温度あてにせず。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

部屋を掃除する時、やり方としてはいろいろありますが、よくやるのは、ゴミを探しながら歩き回り、見つけるたびに取り除く方法です。確実であるように思えますが、掃除したはずの場所を見直すと新たなゴミが発見されたりして、なかなかスマートには行かないことが多いようです。つまり掃除の前に「ゴミを確実に探す」という使命タスクを確実にこなす必要があるのです。

そうでなく、ゴミがあろうとなかろうと全方位的にまんべんなく掃除していくやり方がもう一つです。これならゴミをいちいち探す必要はなく、取り残しの可能性も小さくなるでしょうが、ゴミがあるところもないところも公平に掃除していくことになり、これはこれで本当に効率がいいのかどうか怪しい。

一番いいのは両方のいい所を組合せ、全体をくまなく掃除しながらも、汚れ具合に応じて緩急をつけて掃除レベルを変えられるようなやり方なのでしょうが、人力で掃除をする限り経験とセンスとスキルが要求されそうです。この方式論は掃除に限らず、何かを処理する時には必ず意識すべきことなのかもしれません。

そういえば井上陽水氏『夢の中へ』でも「探すのをやめた時見つかることもよくある話で」と言っています。意識するほど見えなくなるものがあるのかもしれません。

(A面へ)

<今日の一唱>
井上陽水『夢の中へ』

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