第1385回 メインクーンと超分節音素

瞳孔を開く猫の目われの顔。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

猫と人間との間には共通の言語体系などないけれど、互いに音声を発することでなんとなくコミュニケーションが成り立っていると感じます。向こうは何かを訴えたい時はこちらの顔を見ながら何か一生懸命叫んだり呻いたりするし、こちらも相手の注意を惹きたい時はコラッだのホーラホラなどと自然に声をかけます。

また、こちらが喋る特定の単語に対しては一定の反応があります。ゴハンを食べるかいと問いかければ物欲しげな顔で食器の前で待機するし、ブラッシングしようと言えば喜んで地べたにごろりと寝そべる。言葉の響きを認識してその意味を理解しているとしか思えません。

同じ言語体系のない者同士でも意思を交わすことができるかと思えば、同じ言葉を使う人間同士でも互いを理解し合えないのはなぜなのか。いや、むしろ同じ言葉を使い合うのが問題なのだろうか。

そういえば、みんなのうた「ぼくの目は猫の目」では、「猫はいつも君と眠りたいと言ってるよ」と歌っていますね。

(A面へ)

<今日の一唱>
忌野清志郎『ぼくの目は猫の目』

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