第1361回 ケッペン気候区分と退蔵益

自分でわかるぜ、自分で決めるぜ(ザ・クロマニヨンズ『ギリギリガガンガン』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

「ぎりぎり」は限界の淵いっぱいまで何かが接しているイメージです。そこは「かぎり」であり「くぎり」です。ごくごく近い周辺に漂っていれば「よぎる」ことになり、はみ出して去ってしまえば「すぎる」ことになります。

それを掴んだまま離さないのなら「にぎる」ことになりますが、無理に引き離せば「もぎる」あるいは「ちぎる」ことになります。人と人が強く結びつく場合も「ちぎる」ことになります。

数値の限界を越えようとすれば「ねぎる」わけであるし、水の分子運動が極まった様子は「たぎる」と言いますし、擦れ合ったものが溶け合えば「まぎる」ことになります。

おそらく多くは「切る」が元になっている言葉でしょうが、物と物との関係性は実に複雑で微妙で細やかで幽玄な趣があると感じずにいられないのです。

(A面へ)

<今日の一唱>
ザ・クロマニヨンズ『ギリギリガガンガン』

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