第1360回 バーゼル条約とガーボロジー
腐った奴らが汚ねえゴミを出す(ザ・タイマーズ『ゴミ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
日々の生活の中でゴミのことを考えない日はまずありませんが、ゴミとは何なのかを真剣に考えたことはないかもしれません。
構造物にはアウトプットがあるものだが、それが何の役にも立たない時にゴミと称されるのか。不要になったものをゴミと呼ぶなら棚に並んだままの読まない本や着ない服もゴミか。廃棄するものをゴミとするなら誤って屑籠に落としてしまった物は何とするか。また、廃棄したあとリサイクルされた物は元ゴミとでも言うのか。どんなものでもいずれは終焉を迎えるのだとすればすべてのものはゴミ予備軍と呼ばれてよいのか。どれもピンと来ないのであります。
捨てるからゴミなのか、ゴミだから捨てるのか。ゴミのない世界はあるのか。それはいったいどんな状態なのだろうか。それともゴミは必ず出るものであり、ゴミは世界に不可欠な要素なのか。とすれば不要でありながら不可欠とはなんたる存在なのか。
<今日の一唱>
ザ・タイマーズ『ゴミ』