第1347回 始動トルクとウィグナー・サイツ半径

あのでっかいそうじきはなんでもすいこんじまうぜ(爆風スランプ『穴があったら出たい』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

掃除機をかけていると、実際にどのぐらいゴミを吸い取っているかどうかにかかわらず(いや、そもそもゴミを吸い取っているのかどうかにもかかわらず)、部屋が綺麗になった気になります。

しかし当然のことですが、掃除機をかけるイコール綺麗になる、ではありません。現に、掃除機をかけたあとの部屋が全く綺麗になっていないことなどざらにあります。

怖いのは、「掃除機はゴミを取るための機械であるからそれを作動させれば部屋が綺麗になる」と、無意識に連想してしまうことです。さらにここには「自分が掃除機を正しく操作している」という無邪気な思い込みも加わっています。

必要なのは、そもそも掃除機はどのような仕組みでゴミを吸い取るのかを理解すること、そして、しかるべき取り扱い方ができているかを自問することです。決して、最先端の機具を揃えることでも、効率的な裏技を知ることでもありません。

(A面へ)

<今日の一唱>
爆風スランプ『穴があったら出たい』

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