第1346回 すり割りと段駄羅

ねじり鉢巻き揃いの浴衣(美空ひばり『お祭りマンボ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

昨日の「ひねる」をさらにひねって、「ねじる」に注目してみました。ネジのようにぐるぐる巻くところから来ているのかと思いましたがそうではなく、「ねじる」を名詞化したものがネジだとか。

似た語感の言葉をあげてみると、「いじる」「もじる」「よじる」「かじる」「こじる」「ほじる」。共通点は、人が手を加えることによって原型に変化を与えていること、そして「じる」という音韻です。全く別のものにしてしまうような変化ではなく、一部を少しだけ変えるイメージです。

これが度を越してしまったりすると、「いじける」「はじける」「おじける」「くじける」という状態となりますが、この「け」は破壊系のK音なのでしょうか。

まったく見当外れの話でしたら、はじるばかりです。

(A面へ)

<今日の一唱>
美空ひばり『お祭りマンボ』

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