第1249回 ミオクローヌスと排中律

あんたに打ちのめされると心臓がバスドラみたいに轟く(ローリング・ストーンズ『ビッチ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

何かを見たり聞いたりした時、瞬間的に反応が起きます。「いやだ」「悲しい」「面白い」といったもので、反応というより反射に近い感覚や感情です。これを1次反応とします。

次にもう少し分別が進むと、「自分だったらこうする」「今までにない事例だ」「早く解決してほしい」など、もう一段踏み込んだ思惑を抱くようになります。これを2次反応とします。

実際にはさらにこれを深掘って、「なぜこうなったのか」「この事象は事実なのか」「何かが隠れているのではないか」など、見るもの聞くものを疑ってみたり根本的な背景を考えるように意識しています。3次反応です。

スピードや効率がもてはやされる現代では直観やインスピレーションが優先され、そうなると何でも1次反応で処理される世の中になっていくように思われて、少なからず不安を覚えるのです。

(A面へ)

<今日の一唱>
ローリング・ストーンズ『ビッチ』

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