第1181回 自己組織化とヒグマン群

奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用(藤子不二雄『ぼくドラえもん』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

あれこれと思考を巡らせていると、「物事は単純に考えるべきだ」と言われる。シンプルに受け止めたつもりでいると「タブロイド思考だ」と揶揄される。現象を素直に受け止めたら「考慮が浅い」と非難される。論理的に筋道を辿っていると「理屈を言うな」と怒られる。とかく人の世は住みにくい。

思考、考察、考慮、思索、思量、思案、こういったものは、どうやら、浅いのはNGだけれど複雑でもいけない。深くなければダメだがややこしくては進まない。つまり、単純でありながら深遠でなければならない。

というより、単純なものをいかに深遠にとらえるか、はたまた、深遠なものをいかに単純にとらえるかが重要なのかもしれない。

しかし己の日常を反省してみれば、複雑なものを浅薄に睥睨し、浅薄なものを複雑にいじくりまわしているばかりのようです。

(A面へ)

<今日の一唱>
藤子不二雄『ぼくドラえもん』

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