第1118回 ちんちん千鳥とブーバキキ効果

こぶたのしっぽ、ちょんぼりちょろり(童謡『おんまはみんな』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

オノマトペイアは言葉にならない状態や様子を表すために生まれたものなのか、それとも状態や様子をオノマトペイアで表せないものが言葉を生んだのか。何はともあれ、やる気が出ない時の心持ちはドレーンとしているし、爪を研いで滑らかになった時はナルナルっとした感じになるし、目にゴミが入ったような感触があればクズンクズンしているし、二日酔いがだんだん治っていく状態はルオルオ感があるものです。

こういった感覚は人それぞれで違うものなのでしょうが、長年使われ続け、交され続けているうちに、多くの人の間の共通言語になっていくのでしょう。人の頭の中にはまだまだ、言葉にならない思いや、音符にならない音や、絵にならないイメージが無限にあるはずなので、これからもまた新たなオノマトペイアがどんどんできていくと思うのです。

(A面へ)

<今日の一唱>
童謡『おんまはみんな』

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