第1119回 同朋衆とコンパニオンプランツ

友達がいないのは24時間働いてるから(映画『デンジャラス・ビューティ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

友も朋も共も伴も侶もすべて語源は同じで、一緒に連れ立つ仲間であり、志を同じくする同僚であり、苦楽をシェアし合う身内を意味するのだそうです。さらに深掘れば、ひとつになる、同じである、時間と空間を一に重ねることに遡るのでしょう。

一つ屋根の下に暮らす。同じ釜の飯を食う。同じ星の下に生まれる。同じであるとは特別であり大事であり好ましいことなのか。同じ名前の人には親近感が沸いたり、高校野球で自分の出身地を応援したくなったり、同年代で集まったりするのも、「同じ」であることを尊ぶからこそなのでしょう。

だから一見別々なものの間に共通点が見つかると嬉しくなりますし、なんとかしてそれを探そうと努力するものです。形、名称、色、呼び名、由来、属性、さまざまな観点で共通点を見つけることは、きっと新たな補助線を引くことでもあり、そこに意外な繋がりを生むことでもあり、自由な連想をもたらすはずです。そんなところからイノベーションが起こるのかもしれません。

(A面へ)

<今日の一唱>
映画『デンジャラス・ビューティ』

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