第1111回 ダニエル書と蠱毒厭魅

不吉な兆候など、きわめて迷信的だ(スティービー・ワンダー『スーパースティション』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

鰯の頭も信心からと申しますが、茶柱とか朝蜘蛛とか白蛇とか燕の巣とか招き猫とかよろ昆布とか達磨とか熊手とか羽子板とか朝顔とかラッキー7とか大安吉日とか一粒万倍日とか絵馬とか水引きとか寿留女とか末広がりとか、まだまだありますが、縁起担ぎなど気休めにすぎないと思う一方でやはり気になるもので、科学的な根拠などないのでしょうけれども、科学で割り切れるものが全てではないとも思いたく、こういった人智を越えたもの、神懸かった概念に名状しがたい憧れのようなものもあるのです。

理屈だけで全てを語る世界と、理屈で割り切れない有象無象が蠢く社会を、どう繋ぐべきなのか。大仰な言い方をすればそれがこの世を生きるということなのでしょうか。

(A面へ)

<今日の一唱>
スティービー・ワンダー『スーパースティション』

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA