第1097回 ラプラスの悪魔とイートン校

自由、自由、自由、自由(シーナ&ザ・ロケッツ『JU-YUU』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

好きなことを何でも書いて下さいと言われると何を書いて良いのか迷ってしまうものです。好きなものを何でも買っていいよと言われると普段思い描いていたものがとんと思い出せなくなるものです。夕飯は何でもいいよと言われると何を作ればよいのか逆にわからなくなるものです。

何でもいいよ言われているのだから完全なる自由なはずなのに、却ってそのことに縛られてしまい、自由を失ってしまうかのようです。

ではそこに少しだけ制限やルールを加えるとどうか。最近観た映画について何か書いてください。500円以内で好きなものを買っていいよ。夕飯は豆腐を使った料理でお願いします。こうなるとそこから発想が動き出して、何をすればよいか考えられるようになります。

何もない海原では動きようもないけれど、陸地に向かう必要が生じたり方位磁針が手渡されたり闘う敵が現れたりすればそれに伴って自分の進む方向を判断できることになる。

制限とかルールとは自由を阻害するものではなく、自由の幅を広げるものなのですね。

(A面へ)

<今日の一唱>
シーナ&ザ・ロケッツ『JU-YUU』

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