第1064回 御前掛とコリオグラフィー
カッコつけたい奴ら。カッコばかりつけてる奴ら(忌野清志郎『RAZOR SHARP』)こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
格好ばかり気にしてる、とか、格好よりも中身が肝心だ、などと言われると、イヤイヤちょっと待って下さい、と反論したいのです。格好と中身はどちらが欠けてもいけないもので、同じように肝心なのです。
格好の質をあげようと努力すれば中身も呼応して伸びるし、その逆も真なり。中身が今一つだと思ったら格好の方を見直してみる。もう少し見栄えをよくしたいのならば中身も改良してみる。どんなに中身がよさそうであっても外見が汚ければ魅力は半減するし、中身の質も疑わしくなってしまう。もちろん格好だけを取り繕って中身が手抜きになっていればダメである。両方を意識して、両方を一緒に鍛えていくべきです。別々のものではありますが、切り離してはいけない。
人前で何かを伝える時などはそれが如実に出ます。演説、プレゼン、演奏、落語、芝居、漫才、どれも、内容と所作の両方で訴えるものです。喋る内容がよくても体の動きによって伝わり方は全く違ってくるはずです。だからもっともっと格好つけるべきなのです。
<今日の一唱>
忌野清志郎『RAZOR SHARP』