第1051回 フレーバー相補性とイエローママ

とにかく飛び切りの美少女さ、迂闊に近寄れば感電死(イモ欽トリオ『ハイスクール・ララバイ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

ここで感電死と言つてゐるのは身体に電撃が走つたかのやうなショックを受けて意識が朦朧としたり失神してしまふ状態のことでせう。漫画なら皮膚がチカチカと透けて骸骨が見え、髪が逆立つて周囲に閃光が瞬き煙が立ち昇つてゐる状態です。

電気とはざつくり言へば電荷が移動してゐる状態のことですが、たつたそれだけのことで照明が輝き機械が作動しパソコンが稼働し電車が走り産業が発展し雷鳴が轟き、はては生物を死に至らしめる。さう思ふと、自然界のシンプルな現象をよくぞここまで解明して利活用できたものだと感じ入ります。

物事を有効に取り扱うためにはそのモノ自体を徹底的に知つて、その利点を生かし、リスクを避けることが必要であるわけですが、そんな当然のことも日々の生活の中では意識の彼方に埋もれてしまふのです。時々世間で発生する事件や事故は、まるでさういふことを思ひ出させるためのものであるかのやうです。

(A面へ)

<今日の一唱>
イモ欽トリオ『ハイスクール・ララバイ』

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA