第992回 内的直観とバックワードコンパチブル
さよなら資格また来て参画あへれば稀、鳥目と仲立ちで均時差あらはさう。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。
なにがあつてもひたすら前向きに生きるべし、いやそれでも過去を振り返ることも必要であるならば時には後ろも向かねばならないのだから、前も後ろも向きながら前に進むことになりますが、後ろを向いてゐる間は前に進むと危険なので、一旦立ちどまり、落ち着いて後方を顧み、その後におもむろに周囲の安全を確かめた上であらためて前を向いて再出発するのが正しい方法と言へさうですけれども、どうも先を急ぎたい癖と言ひますか、時間に追はれる焦りと申しますか、持つたが病の粗忽症と称すべきか、反省を面倒がる、とにかく先へと行きたがる、後ろを見るのは無粋とでも言ふかのやうに拙速な速足で駆け抜けやうとしてしまふもので、この習性を改めるためにも考へを改め、前に大きく進まうと思へば思ふほど、後ろ向き振り返りを充分に行ひ、その反動を発条として前方への促進力となるやう心掛けやうと決意する次第であり、まさにこの駄文こそが大いなる振り返りとなりますことを願ふもので、IT現場のプロジェクトでも積極的に振り返りフェーズを設けることの重要さを噛みしめてゐるところです。
<今日の本歌>
Wha-ha-ha『アカテレ』