第975回 ベンチトライアルと斉一性原理

あなたに合はせてみたいけど私は身に危機すれ違ひ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

社会科の授業で民主主義とか多数決とか過半数について習つた時、「多数派の意見を採用しつつも、少数派の考へも大事にしなくてはならない」と聞いて、どつちなんだよと思つたものですが、教科書としてはそのやうに書くしかないのでせう。

一般的に組織の中で合意形成を取らうとすると、多数派の意見が優先され、かつ何段階かの稟議なり承認なり決裁を通過しなければならず、さうなるとたいていの場合は平凡でそつなくまとまつたものだけが残り、新しいものや奇抜なものは却下されがちです。しかも長大な時間をかけて益々新鮮味はなくなつてゐる。これではイノベーションもブレイクスルーもセレンディピティも期待できないでせう。

とすると、重要なことは、合意形成せずに少数意見を軽やかに採用するといふプロセスを合意しておくこと、でせうか。

IT現場でもプロジェクトなどが大規模になるほどその運営は重厚長大になり本来やるべきタスクよりも根回しとか調整の工数ばかりが空費される状態になります。いかに組織の合意形成を軽やかにスマートに進められるかがリーダーの使命です。

(A面へ)

<今日の本歌>
麻丘めぐみ『わたしの彼は左きき』

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