第968回 連想配列とエルファロル・バー問題

友達はみんながみんなITのために背広来たり机にしがみついたりヘコヘコしたりしてるわけじゃないんだぜ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

何を一番重要だとに考へるべきか。突き詰めていけば最終的には自分の命、自分の健康です。ではその次は、となると、一番大事なものを守るために最も必要なもの、と言へさうです。肉体的な面で最も切実なものは食料、水、空気、衣服、住居などでせうし、精神的な意味でなら家族や生き甲斐となるものでせう。さうすると、それらを確保するために必要なものとして仕事とか金銭とか趣味などが次に挙がつてくることになり、この繰り返しと組合せでランキングが決まりさうです。しかし最初の一つが確定してゐればもし優先順に迷つてもそこに戻つて考へることができませう。

ここでもう一つ、「貴重度」といふ別な切り口があります。例へば日々の生活に困つてゐない状況であれば食料や水や空気などの貴重度は高くないけれど、罹災等で避難場所にゐる状態であればその価値は極めて大きくなる。状況が変はることで判断軸も違つてきますが、これも同じく、最初の一つを踏まへることで決まつてくるはずです。

IT現場でも優先順位の判断は重要ですが、一番最初に置くものは何なのか、それが明確になつていれば判断に惑ふことはなくなるでせう。

(A面へ)

<今日の本歌>
ウルフルズ『借金大王』

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