第963回 ペルシカリア節と随伴関手

チリビリビン、なんてきれいなお鼻、なんてきれいな歯、なんてきれいなIT。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

蓼食う虫も好き好きなどと言ひますが、蓼とは刺身のツマなどにも使はれるヤナギタデといふ水草のことださうで、辛味があり虫には人気がないやうです。それでも中には好んで食べる虫もゐるといふわけで、つまり人の好みは様々だといふことですが、世間話でどの女優さんが素敵だとかあのタレントさんが好きだなどと言ひ合つてゐても自分と趣味がぴつたり合う人はなかなかゐないものです。

とはいへ、趣味好みは置いておき、絶対的な美とか普遍的な色気とか芸術的な魅力といふのは存在するはずで、誰がどう客観的に判断しても文句なく素晴らしいものがあります。目指すべきなのは、わかる人に刺さる個に特化した価値なのか、それとも万人に称賛されるべきジェネラルな美徳なのか。どちらが正しいかといふことではなく、どちらに向かつてゐるのかを意識してゐるかどうかが重要なのです。

IT現場も誰かの価値のためにサービスを提供することが使命であるはずですが、それは誰のためのものなのか、どういふ人のためのサービスなのか、そのことを関係者で合意できてゐるか、それが最も重要なことです。

(A面へ)

<今日の本歌>
イタリア民謡『チリビリビン』

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