第957回 チュチェ思想とモナドロジー

今日のITはなかなかいいよ、ケヤキ並木が今声かける。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

今の世の中は目まぐるしく状況が変わつてゆき一寸先は予想もつかない日進月歩の状況なのでせうか。それとも結局のところ人類の歴史の因習を繰り返してゐるだけの予定調和な世界なのでせうか。どちらのやうでもあり、どちらのようでもない、つまり捉へ方次第で何とでも言へさうです。

歴史の本など読んでゐると、人間のやつてゐることは何千年も前から何も変はつてゐないのを実感し、愕然、憮然、呆然となりつつも、それこそが人間の本質なのだと納得もするのです。

一方で人類は世の中を驚くべきスピードで変へて来たとも考へられます。発明、発見、冒険、開発、創造、制定、建造、成長、進化、これらを繰り返し、組み合はせ、やり直し、繋げ合ひ、過去からは想像もつかない未来を創り出して来ました。

それが成功なのか破滅なのか、どちらでもないのかどちらでもあるのか、いずれにしても自分がよしと信じるものを求めて現在を未来へと紡いでいくしかないやうです。

IT現場でも、何をもつて成功と判断するかは、主体者の考へ方次第で何とでも言へます。同じものを見ても立場によつて評価も変はるでせう。誰にとつてどんな価値を紡ぐのかを常に考へなければなりません。

(A面へ)

<今日の本歌>
ロス・インディオス&シルビア『それぞれの原宿』

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