第941回 ディステンパーと全天球写真

画家は詩を絵画にし、ブロガーはブログで絵を描く。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

モノを作ることを絵に例へて言ふのをよく聞きます。映画監督は映画といふ大きな絵を描く。指揮者はオーケストラを率いて音楽といふ絵を描く。建築家は建物といふ一枚の絵を描く。

絵を描くためには、モチーフを選んで、ゴールを定め、手順を決めて、道具を揃へて、構成を考へて、計画を立てて、下絵を描いて、彩色をして、目標に向けて仕上げていきます。時には方針変更や軌道修正もあり、必要に応じてチームで分業もし、全体を進めていきます。

これはすべてのモノ作りに共通するものです。芸術作品だけの話ではありません。会社のプロジェクトから晩御飯の支度まで、何かを作り上げるといふことは一枚の絵を描くのに等しい。だから頭の中で絵を描く力といふものが重要なのです。

IT現場でも当然このスキルは重宝します。プロジェクトを成功に導くのも、どんな絵を描けるかにかかつてきます。モチーフが曖昧だつたり、完成イメージがぼやけていたり、道具が揃つてゐないやうなプロジェクトは、うまく描きあがらないでせう。

(A面へ)

<今日の本歌>
シューマンの言葉

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