第885回 ケイ酸塩鉱物とズカワキンチャクガイ

くもり硝子の向かふは風の街、問はず語りの心が切ない、枯葉一つの重さもないブログ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

硝子の向かふと自分の心の対比でせうか。街は無言で風に吹き晒され、心は饒舌で虚しさを紛らはす。風は姿を表さなくても街を揺さぶり、自分は言葉だけで心をざわつかせる。はたまた、己の心は肉体によつて世界と隔てられてをり、さらに自分の世界はくもり硝子によつて世間と隔てられてゐるといふ同心円型の構造を描いたものとも言へます。

世界をどのやうに切り取るか。何によつて区切るのか。どういつた階層に分けられるか。そこを何が出入りしているか。かうやつて考へていくと、世の中が分節化され構造化され、見えやすく、理解しやすくなります。また、この方法は一つに決められるものではなく、幾通りにも変化させることもできるのです。

IT現場でも、ものごとを構造として捉へるとわかりやすくなります。システムだけに限らず、体制も、コストも、スケジュールも、リスクも、課題も、あらゆるものが何らかの構造を持つてゐるはずで、それをどう見拔くか、どう理解するか、どう図式化するかがポイントです。

(A面へ)

<今日の本歌>
寺尾聡『ルビーの指輪』

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