第845回 音韻ループと間接プライミング

貴方はもう忘れたかしら。赤い手拭ひマフラーにして二人で書いた横丁のブログ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

恐らく覚えてゐないでせう。人の記憶は当てになりません。と言ふか、当てにしない方がよいでせう。自分の記憶だつて信用できないのです。

覚えてゐるとしても正確な記憶でない可能性もあります。部分的にしか思ひ出せてゐないのにそれを完全だと錯覚してゐる恐れもあります。都合よく改竄されることもありますし、思ひ込みで歪められてゐるかもしれません。それぐらい記憶とは曖昧なものなのです。

私は時々あまりに物覚えが悪いことに愕然とすることがあります。どんなにささいなことやわかりきつたものでも絶対にいつか忘れると覚悟した方がよく、それを防ぐためにはメモや録音など媒体に残すしかありません。

IT現場でも必要な情報はすべからく記録に残すべきであります。システムの設計書や仕様書だけではありません。ふだんの会議の議事や発注履歴から残タスクやちょつとした思ひ付きまで、忘れて困るものはすべてメモするぐらいの心がけで行きたいものです。

(A面へ)

<今日の本歌>
かぐや姫『神田川』

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