第844回 パラレルキャリアと素人鰻
森へ行きませう娘さんアハハ鳥が鳴くアハハあの森へ僕らは木を切る君たちはアハハ草刈りのアハハ仕事しに。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。
分業を示唆してゐますね。屈強な者は力仕事をし、華奢な者は負荷の小さい作業をする。これは道理です。適材適所、量才録用、黜陟幽明、人心掌握、餅は餅屋、馬は馬方、蛇の道は蛇です。つまり医業は医師、教育は教師、ブログはブロガー、歌はシンガー、落語は落語家、漫画は漫画家、花火は花火師、栄養は栄養士、行政書類は行政書士、不動産鑑定は不動産鑑定士といふわけです。
その道のプロに任せるのが速いし確実であることは言ふまでもないのですが、それにはコストが馬鹿高かつたり手続きが面倒だつたり時間がかかつたりすることが多いので端折りたくなるのも人情です。それに自分でやつてみたいといふ好奇心や、もしうまく行けば箔がつくだらうといふ邪心もあります。しかしたいていの場合は素人が手を出すことによつて失態を演じそのリカバリーに余計な手間暇がかかるものです。
IT現場でも素人判断は危険です。無理せずプロに委託することをお勧めします。
<今日の本歌>
東大音感合唱団『森へ行きましょう』