第843回 心中天網島とアストロターフィング

ブロガーつてものは見物から見られちやあまずうござんすね。誤字一つ拾ふにも見物のそつぽを向いてゐる隙を狙つて動くやうにする。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

自分がどう振る舞ふべきかを常に意識することが重要です。そのためには今ゐる状況が第三者から見てどういふ意味を持つかを把握することです。

家に一人でゐる状態をレベル0とすると、往来に出た状態がレベル1、取り立てて注目を浴びるわけではないけれど常に公の目に晒されてゐます。次に舞台や演台など、特定の衆人の前に露出してゐる状態、ただしさほど堂々と表に出るわけではないケースをレベル2、対して目立つ演者の場合をレベル3とします。さらに、メディアを通して不特定多数に見られる場合で、目立つてゐないものをレベル4、大いに目立つものをレべル5とします。

昨今はいつ何がきつかけでこのレベルが入れ替はるかわかつたものではありませんが、常にどういふ状態かは意識しておくべきでせう。してみるとIT現場でのシステムの扱いも同じことなのかもしれません。どういつた相手を想定するかによつてシステムも振る舞ひが変はるといふことです。

(A面へ)

<今日の本歌>
中村秀十郎『秀十郎夜話』

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