第792回 レジリエンスとリーマン仮説
バカバカしくて誰にも言へない 思ひもよらないブログ あたふたと戸惑ふばかりでいたのです。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。
思ひもよらないことは起こるものです。それは予想できなかつたことだからこそ思ひもよらないわけですが、どんなに準備を万端にしたと思つてゐてもその上をゆくことが勃発するもので、さうなると「まさかそんなことが起こるとは思ひもよらなかつた」と反省してみても、「どうしてそこまで考へられなかつたのか」と責められても、思ひもよらなかつたのだからどうしやうもないとしか言へない。
とはいへ、せめて「思ひもよらないことが起こるかもしれない」と絶望的観測、最悪のシミュレーションをしておくことで、受けるダメージを少しは緩和できる可能性があります。何も思ひをよせないことに比べれば結果に大きく影響するかもしれません。
IT現場ではこの考へ方はきわめて重要で、立てた計画が100%その通りに進むとは決して考へません。できるだけ多くのリスクを想定しておく必要があります。コンティンジェンシーです。事象の多様性をどこまで広げて考へられるかです。
<今日の本歌>
カセット・コンロス『スリーピー』