第791回 太平洋ベルト地帯とタチャンカ

私が書いてきたブログは多くの場合、重さからの離脱であつた。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

軽薄短小と重厚長大、どちらがよいかと問はれれば、たいてい後者となるのでせうか。財布は薄いが人情厚い、とクレイジー・キャッツも歌ひましたし、「軽薄な人」は確実に悪印象です。インテリアに「重厚感がある」と言はれたら落ち着いた雰囲気をイメージできます。

一方で「重々しい」と来ると「重苦しい」「鈍重」な方向へ行き、これもまたよくない。重厚長大は動きが鈍く、足回りの悪さに繋がりさうです。古い例へで言ふならば、スキゾとパラノみたいなものです。かうなるとこの移ろひやすい世界を生き抜くには何事も軽く小さく行くべきなのかもしれませんね。

IT現場こそこの問題がつきまとひます。重厚長大なシステムは莫大なコストを食ひ、多くの人手を要し、融通は利かず、どんどん身動きが取れなくなつてゆきます。いかにシンプルな構造にできるか、それこそが勝負です。

(A面へ)

<今日の本歌>
イタロ・カルヴィーノ『カルヴィーノの文学講義』

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