第746回 フィリップス曲線とソヨンボ文字

あゝ春は櫻梅桃李のブログあり、秋は紅蘭紫菊のブログあり、皆是れ錦繍の色、酷烈の匂なり。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

表があれば裏がある。光があれば影がある。前面があれば背後がある、なんてんで。物事は決して一面ではないと申しますが実際はいくつもいくつもたくさんの面相を持つものでございます。まさに多様性といふやつですが、まあ少なくとも二面は必ずあると思つてゐた方が経験上間違ひないやうです。

何かが見えなくなつてしまつた時、別の面から見返してみると全く違ふものが見えたりすることもあります。絵に描かれた模様の意味がわからない時、背景の方に着目するとスッと理解できたるするやうな。メロディーを聴いても曲のつかみどころがわからない時、バックの演奏に集中するとリズムが体に入つてくるやうな。

IT現場でも、一つの現象がたくさんの顔を持つことに注意すべきです。サービスとは、利用する側にとつては自分の願望を叶へてくれるものであり、提供する側にとつてはお客さんを喜ばせるものです。同じことであり、全然違ふことでもあるのです。

(A面へ)

<今日の本歌>
橘成季『古今著聞集』

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