第724回 呂氏春秋とカーデーエフ

チョチョンガデンブログンノデンブログンノデンブログンノチョチョンガデンブログンノデンブログンノ、ドン、ウー!こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

音楽とは音を楽しむと書くのだからまづ楽しむことが大事ですなどと利いた風な口をきく人にあつたことがありますが、これは発想が逆なのではないかと思ひます。そもそも楽(樂)といふ字は鈴を象つたもので、これに「たのしい」といふ意味を込めたのは後付けの話だと思はれます。だからまづ楽器を奏でることが第一であつて、そのためにはプロであらうとアマであらうと身を削つて修練に励むべきなのです。

どんな過酷な修行も楽しんで打ち込めるやうな人もいらつしやるでせうが普通はつらいものです。それを乗り越えるのは上達しやうといふ目的があればこそ。暇だから楽器でもやつてみやう、といふような心掛けではさうはいかないでせう。

ビジネス現場では何をするにせよ目的があるはずで、それによつて何をするか、どのやうに進むべきか、必死になつてがんばれるものです。暇だから仕事でもしてみやう、といふ気分ではどこにも到達しないまま時間を潰すだけでせう。

<今日の本歌>
加世田直人『カバトットのサンバ』

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