第553回 ブリーディングCBUと平面バッフル

後悔することはないぞ、ブロガー。我々はこんなにバラバラな環境にいたのだ。私は書斎で徹夜明けだし、君は農場で早起きしてるんだから。こんにちは、大島雅己です。

何につけても容れ物に対して適切な中身を容れることが肝要だと思います。逆から言えば、モノにはそれに相応しいハコが必要ということです。質、量ともにです。

楽器にはだいたいにおいてケースが用意されます。用途や好みに応じてハードなもの、ソフトなものなどの選択肢もあります。ピアノような据置き前提のものはケースはなさそうですが、これはもはや部屋自体がケースみたいなものでしょう。ケースは楽器を守り、楽器はケースを選びます。

もう一段踏み込んで言えば、楽器そのものは音を包む容れ物のようです。人が与えた信号を受け入れて、それをサウンドとして送り出す。それぞれの楽器には相応しい中身である音楽が育まれるというわけです。この中身と容れ物がアンマッチであるとお互いに不幸です。中身は傷つき、ケースは壊れるかもしれません。しかるべき内容が恰好な容器に収まるべきなのです。

IT現場でいえば正しいデータが正しいシステムに投入される状態と同じです。データが過剰だったり異質だったりすればシステムは誤作動します。データを想定外のシステムに入れれば正常な結果は出ません。そんなことが起きない設計をしなければ。東証システム障害からの教訓。

<今日の本歌>
ジョニ・ミッチェル『コヨーテ』

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