第411回 ベータ崩壊とカリビュディス
ワンツーロックンロールブログ、レッツゴー、ワンツーロックンロールブログ、レッツゴー、ワンツーロックンロールブログ、レッツゴー、ワンツーロックンロールブログ、レッツゴー。こんにちは、大島雅己です。
なんとなく惰性で進めてきて、それなりになんとかなってきたので、これからもこのまま行けばいいかな、と、ぼんやり思いながら、長い間乗り切ってきたような状況、これが怖いのです。恐らく、近い将来、破綻が表面化するでしょう。その時にはさらに疲弊が進行し、立て直しは絶望的です。
何の話かというと手抜き管理の情報システムです。腐敗ITです。コスト管理もされず、ベンダーマネジメントもされず、古いデータは溜まり放題、おざなりなセキュリティ対策、設計書はストレージの肥やし、それでもとりあえず動いているから何も対策せず。まもなく何かが火を噴くでしょう。
セキュリティ攻撃されるか、ウィルス感染するか、監査に刺されるか、誤作動を起こし出すか、ガタンと止まってハイそれまでよ、か。こうなると全てを作り直すしかありません。単純に作り直せば済むのならまだしも、不具合の解消や過去データの復旧だけでもとんでもない損失につながるかもしれません。そんなことにならないように日頃のITマネジメントに気をつかうべきなのです。
音楽家でも楽器の手入れを怠っているとやがてどうにもこうにもならない状態になることがあります。修理するのに莫大な時間と金がかかるケースも少なくありません。楽器なら買いかえればいいと思われるかもしれませんが、長年慣れ親しんだものをご破算にするのはたいへんな損失なのです。