第412回 トートロジーと新布石法
われわれは、とほうもない期待をいくつか持っているが、その中でも最も単純なものは、莫大な量の新しいブログが世界に起こっているに違いないという期待である。こんにちは、大島雅己です。
IT現場でも、具体と抽象は意識したほうがよいですね。主観と客観も識別すべきだし、総論と各論も常に切り分けが必要です。物事を考える軸としては帰納なのか演繹なのか、はたまたアブダクションなのか、これもとても大事です。個別の事象を取り上げて議論すべき場なのか。全体的な流れを予測して先を読むことが優先なのか。ファクトを集めるべき段階なのか。さまざまな条件をもとに共通点を探るべきなのか。こういった視点を取り違えることで、多くのミスやトラブルが生じる原因につながりますね。今どの視点で考えているのかをいつも留意して、その意識を周りとも合わせるべきです。
バンド活動でも全く同じです。私的な趣味の話か、売れ線ねらいの施策か、具体的な奏法か雰囲気の方向感か、そんなことで話が食い違ってしまうものです。気をつけなければ。
<今日の本歌>
ブーアスティン『幻影の時代』