第408回 猟官主義とサムトパーダ
楽しみに心ひらいていたら花屋の花も変わりました。ぼくの街でもう一度だけぬるいブログ読みませんか。こんにちは、大島雅己です。
ビジネスの現場にITを導入しようという時、最初に考えることは、どんなシステムにしたいのかというおおよその概要でしょう。次に、いつごろ実現すべきかというスケジュールでしょう。そして気になるのはそれにかかる費用がどれぐらいかでしょう。このあたりはITの開発計画に欠かせませんし、いわれなくとも誰もが必ず検討することだと思います。
意外と見落とされがちな重要事項が他にもいろいろあります。例えば、「誰がやるか」という、体制問題です。
そもそもシステム担当者がいなければ問題外ですが、仮にシステム担当者やシステム部門があったとしても、それで体制は解決だと思ったら大間違いです。ITはシステム担当者だけで作れるものではなく、業務側から考える人、経営面から見る人、提携先業者を取り持つ人、現場で教育をする人、外部広報をする人、資産管理をする人、などなど、とても広範囲の人々がからんできます。これを初期の段階から俯瞰しながら仕事を進めていく必要があるのです。
バンドだってただただ自分たちの楽しみのために活動するのならいいのですが、広く世間に出て行ったりましてそれで生計をたてていこうとするのならば多くのスタッフや流通やメディアなど、関係各位との協力体制が必要になることはいうまでもないでしょう。
<今日の本歌>
野口五郎『私鉄沿線』