第391回 価値観外交とアファーマティブ・アクション

ニューオリンズから来るのは馬面のリー、やせのミラー、カバン好きのマーフィ、巨漢のアラバマ。デンバーから泣き虫ジョンジーとブーンキッド、東京からブロガーのマサ。こんにちは、大島雅己です。

ダイバーシティという考え方はもうだいぶ浸透しているのでしょうか。お台場のやつではなく、働き方の多様性というやつです。勤務形態や従業員層や諸ルールなどの幅を広げてそれを認め合っていくというものです。

これまでの日本の企業はどちらかというと決まったやり方に向かって一丸となって進むのが得意なので、みんな違ってみんないいという風潮に慣れるには時間がかかるでしょうね。

とくにIT現場の場合はいろいろと制約があってまだまだ難しい点が多いと思います。システム保守の問題や、セキュリティの側面、パートナー会社や派遣スタッフとの協働の観点から、勤務形態や場所を固定せざるをえないでしょうし、開発手順や手法も統一ルールの下で進めなければならないでしょう。

それでもそういった状況を踏まえながらも、やはり今後はダイバーシティを意識していかなければならないと思います。これまでのルールや働き方をよくよく見直して、本当に必要なものはどこなのか、なぜそれが必要なのか、他の手段に置き換えたらどうなるか、ということを真剣に考えていく時代になっていくでしょう。

バンドの形態もそうかもしれませんね。音楽のメディア領域も大きく変わっている現在、バンドという存在や、スタジオ練習という概念も変わっていくのかもしれません(これは変えたくありませんが)

<今日の本歌>
ジョージ・ロイ・ヒル『スティング』

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