第366回 西国三十三所とフレックストラベラー

大学ノートの裏表紙に、ブログを書いた。一日中かかって一生懸命書いた。でも鉛筆で書いたからいつの間にか消えた。大学ノートの裏表紙のブログが消えた。こんにちは、大島雅己です。

以前にも書きましたが、最近またこのワードが広告のフレーズでちょくちょく目に入るのでオヤッと思ったのです。また流行ってきているのでしょうか、おもてなしという言葉。

もてなす、という言葉は古語にもあって、手厚く歓待する意味がありますが、現代のビジネスのシーンで何をもってもてなすというべきなのか、あらためて考えてみてはいかがでしょうか。

お客様のために一つ上のサービスを提供する。お客様が欲することを先回りして用意してさしあげる。お客様が望んでいる以上のことを実現する。……というと何だか崇高ですごいことのようですが、まず「一つ上のサービス」「先回り」「望んでいる以上のこと」というものを供給側が勝手に想像しても、それが本当に相手のためになるのかどうかを考えた方がよいと思うのです。たとえば、魚の捕り方を教えるべきなのに魚ばかりを提供してはいないでしょうか?

楽器の使い方を教えてほしい、という子供に対して、教え方の方法はいろいろあるでしょう。お手本となる演奏をひたすら聞かせる。高価な楽器を与える。ガチガチの教則本にそって手取り足取り指図する。自由に弾かせてみて悪いところを一緒に考えさせる。などなど。相手が将来に渡って一番いい結果を辿れる道は、どれでしょうね??

<今日の本歌>
古井戸『さなえちゃん』

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