第351回 ヲコト点とMTTF

勧進帳聴問の上は、些かも疑いあるべからず。さりながら、事のついでに問い申さん。世に仏徒の姿さまざまあり。中にブロガーは、厳めしき姿にて仏門修行も訝しし、これにも所由あるや如何に。こんにちは、大島雅己です。

コンピュータのプログラムを書いたことがおありでしょうか。たいていの場合、どんなに気をつけて書いてもプログラムには間違いが発生します。欠陥です。バグですね。量が増えれば増えるほどバグ率も高まります。何百行、何千行というプログラムを、いっさいのバグを出さずに一発で書く人はまずいないと思います。

プログラムを書く際は、書きながら動かしてバグを見つけては直していくものですが、それでようやく完成したと思っても、他のプログラムと組み合わせて動かしたり、システム全体を通してテストしてみると、新たなバグが出てくるのが普通です。出てこないと逆に怪しいと思った方がよいぐらいです。だからテストで徹底的にバグを探すことになります。

文章を書く時も初稿は誤字脱字や文法ミスやテニヲハ間違いが出るもので、それを推敲によって完成させていきますね(最初からミスがないというスゴい人もいるかもしれませんが……)。

バンドのライブ演奏は、とくにロックやジャズの場合、失敗があってもいかに適切に処理しながら全体を無事に終わらせるかが勝負ともいえる気がします。クラシックのオーケストラのような場合はより厳密な演奏が求めらると思いますが、演奏者が多い分、細かい失敗はけっこうあるんじゃないかなー。そんなことないでしょうか?

<今日の本歌>
歌舞伎『勧進帳』

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