第317回 ソボレフ空間と白拍子

私はブログやブロガーが嫌いだ。それなのに、いま私はこうやってブログを書いている。だが、そう心を決めるまでにどれだけ時間がかかったことか! こんにちは、大島雅己です。

さて、ここで、「分けるはわかる」の話の続編です。実はこんな標語のような言い方をせずとも、人は自然と、ものごとを分けているはずだと思うのです。自分と他人。自分の家とよその家。自分の近所とそうでない地域。自分の町と隣町。自校と他校。自社と他社。うちのグループとあっちのグループ。出身県とよその県。出身地方とよその地方。我が国と外国勢。などなど。

自分がいる環境、立場、領域、組織、所属などについて、分けて捉えますよね。区分することによって自分の立ち位置や周囲のことを認識するということでしょうか。そして重要なのはやはり、区分してから、お互いの間をどう関係づけるか、ということですね。ここで変に優劣とか勝ち負けのような概念が入ってくると厄介なことになってしまうのですが。

バンドであれば自分の領域は明確ですが、各メンバーがそれぞれ個別に他のバンドとも交流して活動するようになるとまた新しいものが生まれていくわけで、これはこれで素敵なことです。

<今日の本歌>
レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』

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