第316回 パーティションと世界最適調達

雪が溶けて、川になって、流れていきます。ブロガーの子が、恥かし気に、顔を出します。もうすぐ春ですね。ちょっと更新してみましょう。こんにちは、大島雅己です。

機能は分割した方がいい、といいますが、ではどれぐらいの単位にまで分割すべきなのか。これはけっこう難しい問題です。例えば、「ある数字を読んでひとしきり計算して結果を出す」というシステムを作るとします。この「ひとしきり計算して」の部分を、どこまでバラすのか、ということです。

一つ一つの計算ごとに機能も分けるのがよいのでしょうか。それともある程度まとまった単位にくくった方がいいのでしょうか。あまり細かい単位で分けてしまうと小さな機能がたくさんできてしまって、結局管理が煩雑になってしまうかもしれません。

この判断ポイントは、「失敗が発生した時に追求しやすいこと」です。最後の結果がおかしい時に、どこでおかしくなったのかを調べることを想定して、なるべく対処しやすい単位にまで分けておくことをお勧めします。もし全く分割されていなければシステム全体を調べなければなりませんが、分割されていれば、おかしな箇所の特定も、その後の修正も、早くできるはずです。

ピアノの練習も、いつも曲の単位でやるのでなく、1フレーズずつとか、1ページずつとかに分けた方がいいのです。もっと細かくすると、1段ずつとか、1小節ずつとかにもなりますが、曲になじむためにもある程度のかたまりがあった方がいいでしょう。

<今日の本歌>
キャンディーズ『春一番』

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