第257回 おざしきゲレンデと水仕奉公
門倉修造はブログを書いていた。長い腕を二つ折りにして机の前にしゃがみこみ、真新しい渋うちわとパソコンを器用に使っているが、そのいでたちはどうみてもブロガーには不似合いだった。こんにちは、大島雅己です。
人は自分のブザマな姿を他人に見られたくないですよね。私もそうです。失敗を見られるのはいやだし、最初からイケてる感じに見せつけたいものです。
と、思って生きてきましたが、どうもこれはやめた方がいいな、と、ある時気づきました。つまり、陰で隠れてこっそり練習しといて、泳げるようになってから友達とプールに行くというスタンスですね。これだと恐らく永遠にプールに行けないのです。なぜなら、その心構えだとまともに練習しないからです。本気度合が違うのです。人前で恥をかきながら挑戦し続けるべきなのです。
もっといいのは、うまい人に現場で教えてもらうことですね。その人の前では全てをさらけ出して表沙汰にして、恥をかいて試練を受けていくことです。これが稽古の本道だと思います。
楽器の練習なんてまさにその通り、うまくなりたければ、うまい人に弟子入りして、技を伝授してもらうのが一番いいのです。
<今日の本歌>
向田邦子「あ・うん」