2020-12-11 / 最終更新日時 : 2020-12-11 wpmaster 言葉 第1346回 すり割りと段駄羅 ねじり鉢巻き揃いの浴衣(美空ひばり『お祭りマンボ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 昨日の「ひねる」をさらにひねって、「ねじる」に注目してみました。ネジのようにぐるぐる巻くところから来ているのかと思いまし […]
2020-12-10 / 最終更新日時 : 2020-12-10 wpmaster 言葉 第1345回 ドラグレスクと硬口蓋化音 あの頃はふたり共なぜかしら世間にはすねたような暮らし方(和田アキ子『古い日記』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「すねる」は「拗ねる」で、ニュアンスとしては、まっすぐなものを曲げるようなことでしょうかね。 […]
2020-12-09 / 最終更新日時 : 2020-12-09 wpmaster 言葉 第1344回 ばね係数とプリプロ段階 肩で風切るヨコハマも(近藤真彦『泣いてみりゃいいじゃん』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「切る」の語意を辞書的に説明すると、まずは何かを「断つ」「分ける」「離す」ことでしょう。つまり「肩で風切る」とは、 […]
2020-12-08 / 最終更新日時 : 2020-12-08 wpmaster 構造 第1343回 グリークラブと義理写図器 子供のころあの「生蕎麦」ってのがいつも「きそむ」に思ってた(泉昌之『ダンドリくん』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 バイオリズムとはバイオリン至上主義のことではないし、アマチュアリズムとは下手なパーカッシ […]
2020-12-07 / 最終更新日時 : 2020-12-07 wpmaster 構造 第1342回 ムネーメと共時性 なんにも始まらないさ。ひとつも終わらないさ(ザ・タイマーズ『ブーム ブーム』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 流行とかトレンドは何故どのように発生するのでしょうか。ブームとかブレイクが起こる空気のうねりに […]
2020-12-06 / 最終更新日時 : 2020-12-06 wpmaster 言葉 第1341回 アデノイドとアダムの林檎 己がじし喉ぼとけ見せ寒の水(安東次男)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 喉元過ぎれば熱さを忘れるとは、いくつかの意味にとることができる言葉です。文字通りにとれば「苦しいことや辛い目にあっても終わってしまえば […]
2020-12-05 / 最終更新日時 : 2020-12-05 wpmaster 言葉 第1340回 大本営とカインの末裔 あの位申しておかんと拙者の方が夜っぴて寝られない(落語『宿屋の仇討』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 嘘も方便と言いますけれど、この方便とはもともと仏教の言葉で、衆生を教え導く巧みな手段、および真理に誘い […]
2020-12-04 / 最終更新日時 : 2020-12-04 wpmaster 構造 第1339回 産業的実践論とマルチスレッド なにをやるにも見るまえに跳べということさ(大江健三郎『見るまえに跳べ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 見る前に跳ぶべきなのか、跳ぶ前に見るべきか。跳びながら見るべきか、見ながら跳ぶのがよいのか、見ないで […]
2020-12-03 / 最終更新日時 : 2020-12-03 wpmaster 構造 第1338回 屋烏とフィリア 一杯のコーヒーから夢の花咲くこともある(霧島昇とミス・コロムビア『一杯のコーヒーから』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 コーヒーとオレンジジュースの違いは、コーヒー通でなくてもわかるでしょう。では、淹れた […]
2020-12-02 / 最終更新日時 : 2020-12-02 wpmaster 構造 第1337回 非可算集合とエレメンタル ある時謎の運転手(ピンク・レディー『ウォンテッド(指名手配)』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 人が何と言おうと、世間が何を求めようと、テレビが何を騒ごうと、そんなことはどうでもよい。そんなことにいちいち […]