第1339回 産業的実践論とマルチスレッド

なにをやるにも見るまえに跳べということさ(大江健三郎『見るまえに跳べ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

見る前に跳ぶべきなのか、跳ぶ前に見るべきか。跳びながら見るべきか、見ながら跳ぶのがよいのか、見ないで跳ぶべきか、跳ばずに見るべきなのか、跳ばずに見ないでおくべきなのか。

走りながら考えるべきなのか、走る前に考えるべきか。考える前に走り出すべきなのか、考えずに走るべきか。走らずに考えるべきか。考えもせず走りもしないのか。

見た後に考えて跳ぶべきか。見てから跳んでそして考えるのか。考えてから見てそして跳ぶのか。考えたのちに跳んでからよく見ればよいのか。まず跳んでから見てそして走るべきか。跳んだあとに走りながら見ればよいのか。

まさにこれはテオリア、ポイエーシス、プラクシスをどう組合せ、どう取り組み、どう生かし、どう展開し、どう結ぶかという話なのです。

(A面へ)

<今日の一唱>
大江健三郎『見るまえに跳べ』

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