第135回 ブッポウソウと琵琶法師

ここではさしあたり、このブロガーが変わり者であったこと、といっても世間でしばしばお目にかかる、人間としての価値のない堕落した人物であるばかりか頭が混乱してもいるタイプの変わり者であったとだけ言っておこう。こんにちは、大島雅己です。

とても大雑把な言い方ですが、世間が必要としているものがあって、自分がそれに沿ったものを提供すれば、ビジネスになりますね。
この時、それが自分の能力や意志と離れたところにあるものだった場合は自分としてはハッピーではないかもしれませんね。
自分の能力で提供できるものであればそれなりに幸福かもしれませんが、実はそれが自分の本当にやりたいことではないとしたら、やはり不満かもしれません。
理想は、自分のやりたいことが世間のニーズに合致している状態でしょう。ただしそれが自分の能力の範疇を超えていたら悲劇ですから、やりたいこと=求められるもの=できること、という構図がベストですね。

当然これはITの現場でも同じことで、「実現したい願望」と「お客さんからの要望」と「自分の得意分野」が重なることが理想の状態です。いや何もITに限りませんね。あらゆる仕事、あらゆる創造において、《願望》と《要望》とが自分の持ち場すなわち《工房》で実現できる世界を目指したいものです。この3つのボウを三宝と呼んで処世訓にしています。

楽器を演奏する人、これからしようという人は、担当したい楽器、需要がある楽器、自分ができる楽器、が一致するかどうか考えてみるとよいかもしれません。

<今日の本歌>
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

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