第132回 パガ超と白い巨塔

かくて、英米独仏の大ブログの完備に対して限りなき羨望の情が動き、ひたむき学究的な理想にのみふけりつつ、青春の客気で現実的方面については一層暗愚であったことは、後年とほぼ同様でした。こんにちは、大島雅己です。

「ビジネスとITの融合」とか「ITと経営の一体化」などと言われて久しいですが、私の中では疾うの昔にバズワードとなっております。
ビジネスにとってITが必要なものなのであれば導入すればいいし、不要なら使わなければいいだけです。あえて「融合」だの「一体化」だのと謳わなければならないというのは、それだけ乖離していたからでしょうね。
経営層がITを理解しない会社、ITをシステム部門に丸投げしているような会社は、これからもITをビジネスに活用できないでしょう。逆に言うと、IT部門が経営を理解しないというケースでも同じことで、自分の立ち位置に固執するセクト主義が蔓延っているようではあかんということです。

自分の使命を全うしながらも、周りのステークホルダーの役割を親身になって理解し懐に入り込む姿勢で臨む。そんな人達ばかり集まった組織で仕事をしたいものです。きっと楽しいし、いい結果を出すでしょう。

バンドでも同じことで、どれほど超絶テクニックを持っていても、自分の演奏にしか興味がなく周囲を理解しようとしないメンバーとは一緒にいない方がいいでしょう。

<今日の本歌>
新村出・編「広辞苑」自序

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