第1635回 主イデアル整域とリカード理論

焼酎の蓋ひねる手の指の罅。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

ゆらゆら帝国の『空洞です』では「意味を求めて無意味なものがない」と歌われます。ドーナツの穴は無でありながらドーナツをドーナツたらしめています。無に意味があるということは無意味とは違う。穴には実態がないようでいてドーナツを形成し得ています。

容れ物の中に物が詰まっている時、空洞とは容れ物があってこそ存在する無であって、そもそも容れ物がなければ空洞もない。であれば空洞は容れ物と同等であり容れ物そのものでもあります。容れ物こそが空洞であり空洞こそが容れ物なのです。

本日はこれから毎年恒例の大腸検査に行ってまいります。単なる健康診断というだけではなく、まるで自分自身を空洞化するような、他では得られない感覚を味わえるのです。

(A面へ)

<今日の一唱>
ゆらゆら帝国『空洞です』

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