第1555回 敵情報知とトランスヒューマニズム

大地球小暑ですでにばてている。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

教養としてのITシリーズ。ITは情報技術である。技術を使って、情報を正しく生かすことである。ここでまず問題になるのは「どんな技術をどう使うのか」と、「何の情報を何に生かすのか」ということです。大まかに言えば、前者は手段であり、後者は内容です。あるいは、前者が方法であり、後者は目的と言ってもいいかもしれません。いずれにしても主軸は後者にあるはずなのです。

このふたつのアイテムについて真剣に考えることがITの第一歩なのですが、たいていの場合ここですでに間違いが生じます。つまり前者の方にばかり気をとられて、後者がないがしろにされてしまう、あるいは、前者を決めてから後者をあてはめるようなやり方をしてしまうのです。

世間で進歩しているのは「技術」のように見えますが、本当に変化を起こしているのは情報のあり方なのかもしれません。情報がいつまでも同じ状態で固定されていると思っていてはいけないはずです。

そういえば忌野清志郎氏のバンド「ラフィータフィー」の『クラス』では「その情報は誰のもの、その情報は真実なのかい」と歌われています。誰のものとも、真実かどうかもわからない情報に振り回されるような目にだけは遭いたくありません。

(A面へ)

<今日の一唱>
ラフィータフィー『クラス』

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