第121回 アルマリウムと電流出力型

ジュークボックスにジャズがかかればいつも来るブロガー臭ききみの悪霊。こんにちは、大島雅己です。

紙かネットか、という議論はIT現場でもずっと考え続けてきたテーマです。今もですね。
昔から情報をストックできる媒体としては紙がメインで、書籍新聞雑誌が命でした。しかし紙にはどうしても物流の問題がある。それに量が嵩んでくると検索性と収納の面で支障が出る。これらを全て解決できるのがネットであり、あれよという間にネットの時代となりました。瞬時にして全世界に対して情報を発信でき、検索性に優れ、収納に場所を取らない。まさに情報管理の救世主のようです。

しかし、今も紙メディアは活躍しています。私も個人的には本は紙の方が圧倒的に好きですし新聞も紙の方が好きです。これは一体何ならむ。

一覧性や被視認性の強さ、嗅覚や触覚にも訴える質感や存在感、押し花やヘソクリの場所にもなる利便性。凶器や重しにも使える物理性。書き込みの手軽さ。メディアとしての信頼感。
おおっ、よいことづくめではないですか。もはや紙もネットも捨てることはできない。このまま仲良く併用していくか、あるいは両者を併せ持つ新しいメディアを期待するか。

現実的に結構困っているのが紙の楽譜です。何十年もの間に大量に溜まり、もはや検索は不可能。今これを全てスキャンしてiPadに取り込むかどうかを検討していますが、電子化した時の一番の不安は、本番演奏中に電源が切れてしまう恐怖ですね。

<今日の本歌>
寺山修司「ボクシング」

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