第1455回 ウラシマ効果と光陰如箭

春深し炙る海苔から立つ烟。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

時間はすべての人に平等に与えられた資産などと言われますが、その扱い方は人によってばらばらで、同じ1時間でもある人は一瞬で使い果たすでしょうし、別の人は長くて持て余すかもしれません。朝の出勤前の5分と、電車移動中の5分と、だらけた休息中の5分と、映画鑑賞中の5分と、トイレが空くのを待っている5分と、医者の待合室での5分と、瞑想中の5分は、すべて違って感じられるはずです。

つまり時間とは相対的な、感覚的な、人間的なものであって、決して絶対的な、論理的な、機械的なものではないようです。いや、それをどちらとするかは、受け取る側の気の入れよう、気の持ちよう、気の張りようでいくらでも変わるものなのでしょう。であれば、たとえ1分だろうと1秒だろうと、それを永久の時間にすることも可能だということです。

そういえば、相対性理論によると「巨大な物体の近くにいるほど時間の進み方は遅くなる」「静止している状態では動いている状態より時間が速く進む」ということでした。時間を節約したいのであれば、できるだけ大きな物の近くに行き、できるだけ素早く行動するべきです。

(A面へ)

<今日の一唱>
アインシュタイン『相対性理論』

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